
代表挨拶

代表:笹尾 郁美
心理学的なベース
自己実現欲求
【学びたい、嬉しい、自分でこんなことしたい 人のために何かやってみたいっていう意欲や情熱である】は
尊厳欲求【他者から認められたい】と
社会的欲求【仲間がほしい】が
充分に満たされないと湧き出てきません。
昔の長屋的風景には、青年期の子どもたちが親以外の大人と関わり合って、自己を確立するまでの時間と充分な環境がありました。
社会的欲求と尊厳欲求が十分培われていた時代です。
現代の個の時代には、もう一つの家族が食卓にあってもいいんじゃないか。
そこから様々な大人と関わり合って子どもたちの自尊心が引き出されてやる気や活力に結びつく。~
このような心理学的背景が根本にあり、シェアキッチンMana Houseが生まれました。
現代の長屋的風景 居心地を求める
二つの動機
なぜマナハウスを立ち上げたのか?
一つ目
一人ごはん生活始まる・・・
憧れの一人暮らしはスーパーの半額の惣菜が続き、自分でお料理するのも茶碗洗うのもめんどくさくなっていきました。料理なんてしなくても十分お惣菜で満足。
ただですね・・
たま~にですが、12月ごろになるとケーキ作って誰かと一緒に食べたいな~
買ってきた餃子より自分で作ったほうが絶対美味しいのにな~
お好み焼きやたこ焼きは皆で作って食べたほうが楽しいな~
お中元で頂いたハム・・りんご・・なし・・誰かにおすそ分けしたいな~
何かりんごでアップルパイでも作りたいな~
なんて思うときがあるのです。
相手がいるから料理は生きる
料理は相手がいるから作れるし、楽しい。
誰かが美味しいって言ってくれるから作りたくなる・・
作りたいって気持ちは相手の笑顔が自分の喜びになるから・・・
でも…誰もいないキッチンでは作らなくなってしまいました。
孤独死 生活習慣病からウツヘ
老人漂流化社会 無縁社会・・・見に迫って実感したわけで、このまま身体が動けなくなって年取っていくのは耐えられないな~
どうにかしたい・・こんな社会では年取っても不安ばかりだわ~
長屋がほしいな~皆で気楽に食品持ち寄って誰でもいいから作って一緒に食べる場所がコンビニのように沢山あればいいのにな~ っというわけで、考えました。
ごくシンプルですが、一緒にごはんを食べるということが、社会を変える原動力に繋がるのではないかと。
横浜市空き店舗活性化事業案選定プラン認定、
続いて旭区地域交流事業プラン認定!(^^)!
事業として成立させるために2年くらい練りました。
これが一つ目の動機。
2つ目
学校現場で・・・
以前の職場・・・学校です。まずそこの生徒が9割男女共にやる気なし、
先生もやる気なし・・老人ホームと少年院が一緒になってるような感じです・・生徒は薬、妊娠 出産、暴走族 万引き ナイフ リストカット 授業は床で寝てる 時々ナイフが飛んでくる 天井の電気が破壊される
見かけはピアス そり込み サングラス ローかを集団で歩くと・
先生達は避けてしまうほど・・でも私は平気だったんです。
その学校で心理カウンセラー、電気実習、調理実習、体育の教員補助をしておりました。
おれ・・サッカーやってたんだ!
そり込み、ピアスたちの生徒たちと話すようになっていくと、
『勉強教えて~小学校の時野球やってた、サッカーやってた~キャッチボールしようぜ~』
『あのね・・こんな話聴いてくれた先生いなかったよ・・親も話さないからさ・・』
一緒にごはん
子どもたちと一緒にごはんを食べるようになっていくと、喜んだり、はしゃいだり、笑顔とやる気がこちらにも伝わってくるのです。
もうひとつの家族
温かく「お帰り~」って言ってあげられる・・・もう一つの家族を作ればいい。
ごはん一緒に食べられる場所がほしい。
そうすればもっと社会に活力が生まれ、この小さな一人ひとりのエネルギーが社会全体を動かす原動力になるのではないかと思ったのです。

プロフィール
食品会社栄養士を経て、その後、教育現場で働く。教員免許、心理士、日本語教師、アロマセラピストなどの資格を活かし、心の絡まりを一緒に解いていくカウンセリングを行うようになる。その中で、人のやる気、モチベーション向上について研究。心理と食の相関性に注目。
現在、マナハウスを立ち上げ、食と心をベースにしたイベントを企画、運営。
また、心理芸術療法と、食を組み合わせたMental&FoodTrainerとして活動している。日常のちょっとしたことで心がつまずいてしまうことは誰でもあること。いかにその出来事を、良い気分に変えていくか、心のパレットを使って調和をはかる。
また、日本で活躍したい、日本で気持ちよく生活したい外国人のための架け橋になっている。
『うまく伝わらない片言の日本語を相手に伝える文章に書き起こす』日本語ライターとして活動中。
おうちのようなシェアキッチンマナハウス代表 IKUMI

マナハウスの語源 イギリス
ハワイ語で 魂の降りる場所
自己発電能力 個のエネルギー
荘園領主の館という意味があります。そこはイギリスの14,5世紀ごろの荘園領主の個人の家でありながら小作人たちとの社交の場コミュニティの場として建築されていきました。
当時のマナハウスは食料貯蔵庫、大きなテーブル、ホール、囲炉裏などがあり地域の交流の場として活用されていました。
日本ではそれにあたるものとして、江戸時代の長屋的風景があります。洗濯や炊事なども当たり前にお互いに助け合い気付き合いながら生活していました。
「ちょっと寄ってかない?サツマイモこんなに採れたら何か作らない?」
おせっかいなおばさんがいたり、気のイイ旦那がいたり…気楽にコミュニケーションを図る長屋の存在が暮らしに根付いていました。
現代の新しい長屋的発想から始まる様々な食から始まるコミュニティを皆様と共に考え提案・発信していきたいと『ManaHouse』というネーミングが生まれました。
もうひとつの語源がハワイ語で超自然な力、魂、魂の力 神聖な力目に見えない「スピリチュアル・パワー」で、人間知的、物理的能力を超える自然の力。
その力の根源は、神にある…と
先日マナハウスにいらした食卓で繋がる”シェアキッチン旅する倶楽部”のハワイ大好きな部員さんから素敵なお話を頂きました。
そのハワイ語の意味を知ってから、益々Manaという音が好きになり、エネルギーを頂けた様な嬉しい気持ちになりました。
本当に教えていただき感謝申し上げます.


自分が楽しめることは、まわりを喜びに変えられます。
笑顔の和が広がることは心地よい環境を創りだすことに繋がると思うのです。
マナハウスはまず、食卓がキーワードと考えています。
食卓が一番小さな社会の縮図 一人でごはんを作って食べる人が増えるということは心理学的にどういう意味があるのか?
それが何万人規模になっている昨今、どんな課題が山積みになっているのか?社会のシステムがどのように変化しているのか?
それを目の当たりにしていると思います。
個の社会に突入している今、変えていかれるのは誰でもなく自分しかいないのではないでしょうか?
自分の生きるパターンや働き方など新たに考えていかないといけないと思うのです。
そして、考えたことやアイデアがきちんと形になって発信できる社会に生きている時代に今現在いるということなのです。
それはとっても恵まれていることだと思っています。
国や政治、社会的課題は集積しておりますが、その仕組みが良くなるのを待っているのではなく、
個人を活かす社会の実現を自ら立ち上がって創りだしてみませんか?これって怖いことでもなんでもないと思っています。
むしろ粘土を捏ねるように自分で好きなように形作れば面白いと思います。
この他人任せではなく個が自ら活動するエネルギーを作るのは(私は自己発電能力と呼んでいますが、)
一番小さな社会である食卓から~
一人ひとりの活力が作られると実感してしております。